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まぶたの炎症で、主にまつ毛の根元付近に起こるものを眼瞼縁炎、主にまぶたの皮膚に起こるものを眼瞼皮膚炎といいます。
眼瞼縁炎には、ブドウ球菌という細菌がまつ毛の毛根、脂腺や汗腺に感染して起きる化膿性のものと、皮脂腺の分泌過剰による非感染性のものがあります。
化膿性のものは重症化する傾向がありますが、脂漏性のものは潰瘍などは生じず、まつ毛の欠損も起こしません。
これに対し、眼瞼皮膚炎は、外来の物質が原因で起こる皮膚のアレルギー性炎症です。
原因物質は多種多様で、例をあげ始めるときりがありません。
たとえば、薬剤としてはあらゆる点眼薬・軟膏の各種成分、化粧品、石鹸、シャンプー、毛染め剤、ウルシなどの植物、食品、また金属や皮革、ゴムまで原因となりえます。
また、注射薬や内服薬の副作用として眼瞼皮膚炎が発症することもあります。
眼瞼縁炎は、左右両側の眼瞼縁の発赤、発疹、ただれやあかむけ、かさぶたなどを生じます。
慢性化しやすく、軽快と悪化を繰り返し、重症例ではさかまつ毛やまつ毛の欠損、皮膚の肥厚、まぶたの変形、外反症を生じます。
眼瞼皮膚炎は、まぶたの皮膚のかゆみを伴った発赤、紅斑、腫脹が起き、やがて水疱などができて皮膚がただれ、角化した表皮がぽろぽろとれてくるようになります。
眼瞼縁炎では、まぶたを清潔にすることが重要です。
1000倍程度に薄めたベビーシャンプーなどで、まぶたの縁を洗浄します。くわえて、感染性では抗菌薬の点眼や眼軟膏の塗布を行います。
眼瞼皮膚炎は、アレルゲンが特定できれば、それとの接触を避けるようにします。
また、薬としてステロイド軟膏を塗ります。症状が強ければ、抗ヒスタミン薬などを内服します。
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